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obnizOS 3.5.0をリリースしました

obnizOS 3.5.0をリリースしました。本日より、最新OSのアップデートがご利用いただけます。

OSアップデートに伴う、新機能/サービスのお知らせは以下の記事をご確認ください。
obnizOS 3.5.0を正式リリース & 新機能/サービス・仕様変更のご案内

対象OS

  • obnizOS for obniz Board ( hw=obnizb1 )
  • obnizOS for obniz Board 1Y ( hw=obnizb2 )
  • obnizOS for obniz BLE/Wi-Fi Gateway ( hw=encored )
  • obnizOS for CONNECT HUB Cellular Model ( hw=encored_lte )
  • obnizOS for BLE Stick ( hw=ble_stick )
  • obnizOS for M5StickC ( hw=m5stickc )
  • obnizOS for M5Stack Basic ( hw=m5stack_basic )
  • obnizOS for ATOM Lite ( hw=m5atom_lite )
  • obnizOS for obnizPLC ( hw=plc )
  • obnizOS for ESP32 ( hw=esp32w or hw=esp32p )

インターネット接続

ドキュメント(obnizOS > クラウドとの通信)

共通変更点

  • ネットワークフェイルオーバーが、全てのネットワークで利用可能です。
    Wi-Fi、LTE、Ethernetなど複数のネットワーク設定を記憶させることができます。
    たとえばWi-Fiの接続に失敗した場合、自動的に他のネットワーク設定(LTE回線など)をトライします。
  • obnizOSは標準でobniz.comに接続します。(obniz.ioからの変更)

Wi-Fi

  • WPA2 エンタープライズに対応(username, pass, anonymous ID認証です)
  • BSSIDオプションに対応(Macアドレス指定接続)
  • 設定が1つもない場合は起動時のスキャンを行わなくなります
  • BOR検知後の起動時にWi-Fi送信電力を自動で抑える機能を停止しました
  • Fix Wi-Fi設定の古い方からトライするのを新しい方からに修正

Wi-Fi MESH

obnizのデバイスが自動的にメッシュネットワークを構築しインターネットに接続します。
Wi-Fiのアクセスポイント(AP)から遠くても接続可能になります。

この機能の利用には、プラン契約が必要です。お問い合わせください。

3G/LTE

モデムを繋ぐことでWi-Fiではなく携帯電話回線経由で利用できるようになります。

  • BG96モデムの標準サポートを開始します
  • AK030モデムの標準サポートを開始します
  • SARA_U2の実験的実装を行っています。

設定

ドキュメント(obnizOS > 設定 )

シリアル経由設定

  • menuと打つことでいつでもメニューに入れるようになりました(sを起動時に打つことによる設定モードはOS3.5.0以降、廃止となります)。
  • ConsoleのRxとTxがつながっているデバイスにも対応可能になりました。
  • ネットワーク設定の個別削除が廃止されました。全消去のみ可能です。
  • 回路構成情報の設定に対応しました。
  • Data(json)による設定書き込みに対応しました。

Wi-Fi経由設定

  • パスキーが必須となりました(デフォルトobniz)。
  • キャプティブポータル対応。obnizにつなぐだけで自動的にブラウザが立ち上がります(192.168.0.1の入力は不要です)
  • デバイスのIPが192.168.0.1から192.168.254.1に変更となりました。
  • 起動時設定でもWi-Fi接続失敗時の設定が共通化されました。ブラウザのメニューからすべての設定が可能です。
  • ネットワーク設定の個別削除が廃止されました。全消去のみ可能です。
  • 回路構成情報の設定に対応しました
  • Wi-Fiと3G/LTE設定の場合に、設定後進捗をブラウザで確認できるようになりました。また、失敗時にも理由が表示され再起動することなく次の設定が可能となりました。
  • ネットワークの設定が1つもない場合のタイムアウトが2分に延長されました。(それ以外は20秒のままです)
  • Wi-Fi スキャンはWi-Fiの設定ページを表示するたびに行われるようになりました。
  • MacAddressとMESH IDに入力チェックが入りました
  • パスワード欄がpassword属性となり隠されるようになりました。
  • 設定消去時にリスタートしなくなりました

ディスプレイ経由設定

  • ネットワーク設定削除はWi-Fiのみではなくすべてのネットワーク設定削除機能となりました。

その他

  • Factory Resetを廃止しました
  • WPSに対応しました。設定モードでボタンを3秒以上推し続けるとWPSモードになりWi-Fi設定が可能です。
  • obniz Androidアプリからの設定に対応しています。
  • 回路構成情報の設定に対応しました。

システム

  • 起動時間が1.5秒短縮されました。

ハードウェア

以下のコンポーネント情報(何をどこにつないだか)をobnizOSに設定可能です

  • スイッチ
  • LEDs (power or status)
  • Ethernet PHY
  • 3G/LTE Modem

設定することでobnizOSはシステムコンポーネントとして利用します。 LEDをstatusLEDとして設定すれば現在状況が表示されます。

ペリフェラル

スピーカー

  • fix M5Stackにおいてスピーカー用IOがobnizOSにより専有されていたのを開放しました

BLE

  • 内部メモリ管理が改善され、スキャン時の安定度が向上しました。