7月1日より、関東甲信地方において、環境省と気象庁による新たな情報発信「熱中症警戒アラート」の発表 が始まりました。
このアラートの指標として「暑さ指数(WBGT)」が用いられています。
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暑さ指数(WBGT)とは
熱中症の発生は、気温の高さはもちろん、湿度の高さも危険な要素として挙げられます。
「暑さ指数(WBGT)」とは、気温だけではなく、湿度や風、日差しなどを考慮し、より体感に近い暑さ(体感温度)を表す指標です。
摂氏(℃)で表され、数値に対する活動の目安が発表されています。
日常生活に関する指標
温度基準 (WBGT) | 注意すべき 生活活動の目安 | 注意事項 |
---|---|---|
危険 (31℃以上) | すべての生活活動で おこる危険性 | 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒 (28~31℃※) |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 | |
警戒 (25~28℃※) | 中等度以上の生活 活動でおこる危険性 | 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
注意 (25℃未満) | 強い生活活動で おこる危険性 | 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
※日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より
運動に関する指針や作業者に関する指針は別途、環境省熱中症予防情報サイトをご参照ください。
「暑さ指数」をリアルタイムに -換気状況の定量・可視化サービス-
この度、換気状況の定量・可視化サービスにおいて、「暑さ指数」表示の対応を開始いたします。
暑さ指数に応じて、表示端末画面の色・アイコンが変化し、安全・要注意・危険などの状況を一目で判断できます。
また、設定したしきい値を超えた際には、警報音を鳴らす、メールやSMS、電話等に通知する機能を備えることも可能で、関係者への行動を促すことができます。
熱中症発症リスクの大小は個々の環境や個人の年齢・活動量に大きく依存します。学校や介護施設内、作業を伴う倉庫内といった注意を要する場所であっても、施設や設備などそれぞれの環境によって状況が大きく異なります。
それぞれの場所・環境に応じ、実測による暑さ指数をわかりやすく表示し、管理者や現場のスタッフがリアルタイムに危険度を把握することが、熱中症の未然防止の観点で重要となると考えます。
換気状況の定量・可視化サービスでは、CO2濃度の他、気温や湿度の表示など用途やご要望に応じてキッティングいたします。お気軽にご相談ください。
2022年6月30日追記 連携先システムのサービス終了に伴い、2022年6月末をもって「換気状況の定量・可視化サービス」(obniz CO2モニタリングシステム)のパッケージでのサービス提供を終了いたしました。今後は、センサーとゲートウェイを組み合わせた個別開発として承ります。
弊社サービスにおける【WGBT(暑さ指数)】の計算式
暑さ指数(WBGT)の予測値は、以下の式を用いて推定しています。
WBGT=0.735×Ta+0.0374×RH+0.00292×Ta×RH+7.619×SR-4.557×SR2-0.0572×WS-4.064
- Taは気温(℃)、RHは相対湿度(%)、SRは全天日射量(kW/m2)、WSは平均風速(m/s)
- Ta、RHはセンサーで取得した値を用います。
- SR/WSは、計測箇所に応じた値を設定できます。(屋内標準でSRは0、WSは0.1を用います)
参考/引用元:https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_detail.php