【アプリ版】 obniz Board 1Yのスリープ機能を使った省電力な水やりデバイス

今回やること

obniz Board 1Y(ワンワイ)にはスリープ機能が追加されました。この機能を使うことで電池のみで1年稼働するようなデバイスをつくれます。 今回は、定期的に水やりを行うプログラムをスリープ機能を活用して作成していきます。

この記事では、obnizのアプリ(App)として作成する方法をご紹介します。
obnizのアプリは、作成したアプリを公開し、他のユーザーに配布することができます。アプリについて詳しくは ドキュメント をご覧ください。

用意するもの

  • obniz Board 1Y
  • 電源 (モバイルバッテリーや乾電池ボックス等)
  • ポンプ (この記事の使用ポンプ: Amazonリンク)
  • ホース
  • 植物

組み立て方

次の表のようにobnizとポンプを接続します。

obniz ポンプ
0
1

プログラム

obniz Boardを登録しよう

obnizの開発者コンソールに移動し、「デバイス」 → 「デバイスを追加」をクリックします。 ダイアログが開いたら、「obniz公式デバイスを使う」をクリックします。 あとは画面の指示にしたがって登録してください。

 

アプリを作ろう

プログラムを動かすアプリを作ります。作ったアプリは配布可能で、各デバイスにインストールして実行することができます(詳しくは アプリ – obniz Docs をご覧ください)。

アプリを自分で作らずにまず実行してみたい方は、すでに作成済の以下のアプリをインストールして動かしてみましょう。
省電力水やりシステム

インストール方法は、アプリのインストール – obniz Docs や次節の アプリをデバイスにインストールする をご覧ください。

 

  obnizのコンソールに移動し、「アプリ開発」→「新規作成」を押します。

   

「obniz Board/1Yを使うテンプレート」からEmptyを選び、出てきたウィンドウにアプリ名を入力します。そして、「アプリを作成」を押しましょう。

 

アプリ設定を編集します。今回はobniz Board 1Yのスリープ機能を使って、デバイスがオンラインになるたびにクラウドでプログラムを実行したいので、「デバイスがオンライン時に実行」にチェックを入れます。

 

設定を更新したら、上の「プログラムを編集」からプログラム編集画面に入ります。プログラム編集画面に入ったら、下の 完成したプログラム の章にある省電力水やりシステムのリンク先のプログラムを貼り付けて保存しましょう。保存できたらアプリは完成です。    

 

アプリをデバイスにインストールする

作成したアプリをデバイスにインストールします。コンソールのアプリ開発の画面に移動し、「インストール」を押します。

 

すると、インストールするデバイスを選択する画面に移動すます。プログラムを動かしたいobniz Board 1Yを選択し、インストールを押せば完了です。

 

このアプリは、デバイスがオンラインになったら自動的にクラウド実行されるため、電源を繋げば自動的に実行されます。今回のプログラムでは、12時間に1回デバイスがスリープから起き上がるようにしました。
デバイスがオンラインになった後に、コンソール内の「デバイス」の画面で、アプリステータスが以下のように緑になっていれば成功です。

完成したプログラム

作成済みのアプリ 省電力水やりシステム のプログラムをご覧ください。  

動かす

12時間に1回水やりを行うようになりました。 水やりが完了したらすぐにobniz Board 1Yはスリープします。
また、obniz Board 1Y を使えば、USBで接続しなくても、電源入出力ピンより直接給電することができます。

このようにスリープ機能を使って省電力な水やりデバイスを簡単に作れます。 デバイスが遠隔地にあってもコンソールから実行タイミングを簡単に変更できたり、別の種類のセンサーに交換してもプログラムを更新するだけで動かせたりします。