止めようとすると逃げる目覚まし時計

 

今回やること

obnizのAI Robot Kitの材料を用いて、止めようとすると逃げる目覚まし時計をつくります。

システムの流れは以下の通りです。

  1. アラームが表示されたスマートフォンがタイヤとキャスターのついた箱の上にのっています。
  2. 設定時刻になるとアラームが鳴ります。
  3. アラームを止めようと手を近づけると、アラームの乗った箱が逃げ出します。

必要なもの

GP2Y0A21YK0F(赤外線距離センサー)や筐体の箱、DCモーター、タイヤ、キャスター等は、AI Robot Kitに同梱されています。

組み立て方

1. AI Robot Kitの箱とタイヤを組み立てる

AI ロボットキット レッスンの準備物と組み立てを見ながら、Step5. キャスターの取り付けまで筐体を組み立てます。
赤外線距離センサーの取り付けはまだ行わないでください。

2. obnizに部品を配線する

下の表や図のようにobnizに部品を配線します。

obniz 部品
0 DCモーター1 OUT1
1 DCモーター1 OUT2
7 赤外線距離センサー Vcc
8 赤外線距離センサー GND
9 赤外線距離センサー signal
10 DCモーター2 OUT1
11 DCモーター2 OUT2


このとき、写真のようにDCモーターの導線を穴から引き出してobnizに接続してください。また、赤外線距離センサーを筐体の前面に取り付け、後ろにあるobnizまで導線を伸ばしてください。(ここでは、底の部分に導線を貼り付けています。)

プログラム

アラームのプログラムをかきます。
アラームの設定時刻になるとアラームが鳴り、その状態で手を近づけると、逃げるプログラムです。

アラームを鳴らすためにHTMLタグのaudioタグを使います。audioタグの使い方はこちらから。

また、アラームに設定する音楽ファイルを用意し、 alarm_sound.mp3 という名前で保存してください。(こちらのファイルをお借りしてアラーム用に長めに編集しました。)

obnizのコンソール画面からリポジトリを選択し、任意のファイル名で保存します。

また、先ほど保存した音楽ファイルを、 アップロード のところからリポジトリへアップロードしてください。

 

完成したプログラム

obnizに電源を繋ぎ、スマートフォンでobnizのコンソール画面からプログラムを実行します。
アラームの画面の状態のスマートフォンを筐体にセットし、反応しやすい位置に赤外線距離センサの位置を調整しましょう。

アラームの設定時間に手を近づけたら逃げるようになります。(うまく反応しないときは、code.js 2行目の DIS_THOREHOLD の値を調整してみてください。)