obnizの提供するIoTプラットフォーム「obniz(オブナイズ)」とエレクトロニクス商社丸文株式会社が販売する⼈数カウントアルゴリズムを内部に有するAIカメラ「Talia(タリア)」の連携を開始しました
コンテンツ
Taliaについて
「Talia」は、Eta Compute社(本社:Sunnyvale, CA)の人数カウントAIアルゴリズムを実装したエッジAIビジョンセンサです。
電池駆動で既存設備に後付けができる
「Talia」は電池駆動が可能で、電源やネットワークなど既存のインフラを変更することなく設置・導入が可能です。内蔵バッテリーは通常使用環境で3年間駆動します。エッジ AIチップとしてSynaptics社の「Katana Ultra Low Power SoC」を搭載、エネルギー効率の高いAI処理を実現し、Taliaの稼働時間向上に貢献しています。
プライバシーへ配慮された機器設計
画像データは、カメラ本体への保存および外部への転送は行いません。GDPR (EU一般データ保護規則)やCPRA (カリフォルニアプライバシー権法)に準拠しています。入浴施設や送迎バス、医療施設などプライバシーに配慮しながら、人の動線把握やトラッキングを行うことが可能です。
想定利用シーンと今後の展開
すでに海外では、オフィススペースの稼働率モニタリング、タクシー・バスの混雑状況や、小規模店舗の入出店の分析や人流検知などに「Talia」が活用されています。日本国内でも、社会問題や課題の解決方法のひとつとして、AIカメラのデータ活用は拡大していくと予測されます。
バス・送迎バス
- 時間毎の乗降者数の把握
- 置き去りの検知
病院・高齢者施設・介護施設
- プライバシーに配慮した入退室の確認
- 人流や動線の把握
オフィス・店舗・商業施設・イベント会場など
- 時間ごとの入退場の人数の把握
- エリアやフロアごとの人流の把握
- 会議室の稼働状況の管理
- 温浴施設での入場数の管理
obnizのIoTプラットフォームとTaliaの連携について
obnizは、専用デバイス(ゲートウェイ)と専用クラウドを通じ、BLEセンサー・デバイスのデータを任意のITシステムやWebアプリケーションへ送信します。ハードウェアとの連携およびネットワークやセキュリティといったIoTの基幹となる仕組みはobnizのプラットフォームとして提供します。
設置工事は不要、短期間での運用開始を実現
obnizとTaliaを活用したIoTシステムの導入は短期間で実現可能です。現場にはTaliaとobnizのBLEゲートウェイを設置するだけで、配線やネットワーク構成の変更などの設置工事は不要です。obnizのBLEゲートウェイはWi-FiまたはLTEでインターネット接続し、Taliaから取得したデータを外部アプリケーション(※)へ送信し、人数カウントや可視化を実現します。
※既存のシステムへの連携または、新規アプリケーションの開発が必要です。
クラウドIoTで運用後でも高い拡張性
また、obnizのクラウドIoTにより、運用後のセンサーやBLEデバイスの追加連携も短期間で容易に可能となります。たとえば、温湿度センサーと組み合わせたバス車内の環境と乗車人数の一括管理、CO2センサーと組み合わせた混雑状況や人の滞留状況の監視など、シーンやニーズに合わせたIoTシステム、サービスの実装や拡張が可能です。